秋の姫路城、彦根城、桂離宮を巡る旅【車なし観光】3日目

桂離宮 京都府

昨年2024年10月の姫路城、彦根城、桂離宮を巡る旅行記です。本日は桂離宮。

二条城前駅から四条駅経由で桂駅へ

チェックアウトし、荷物を持って東西線二条城前駅から烏丸御池駅経由で烏丸線四条駅へ。四条駅の改札を出たところのコインロッカーに荷物を入れて、阪急京都線四条駅から桂駅へ向かいました。この日は桂離宮参観の予約をしていて、参観終了後、京都駅へは阪急京都線桂駅から四条駅、乗り換えて烏丸線線四条駅から京都駅の予定だったので、四条駅の改札を出たところのコインロッカーを利用することにしました。

桂離宮は電車利用の場合阪急京都線「桂駅」から徒歩20分、バス利用の場合バス停「桂離宮前」から徒歩15分です。バスは遅延するイメージがあるので、ほかに交通機関がない、時間に余裕があるなどの場合以外、自分は電車を利用することにしています。桂離宮は予約制で遅刻ができないので、電車で行きました。

桂離宮

京都の南西、桂川の西岸沿いに位置する「桂離宮」は、皇族である八条宮初代の智仁親王により八条宮家の別荘として創始されました。約6万9000平方メートルの敷地を誇る離宮庭園で、庭園と建築の総合作品として名高い園内には、中央に池が設けられ、その周囲には書院や茶亭が配されています。苑路を進むたびに移り変わる光景と、四季折々の庭園の姿を楽しむことができます。

桂離宮は、宮内庁が管理しており、宮内庁へ参観の申し込みをすると見学が可能です。1日数回、日本語と英語の参観案内があり、1回約60分、職員の方が庭園と建築物の説明をしながら案内してくださいます。原則、事前申込ですが、当日申込の枠もあります。詳細は「桂離宮参観要領」を参照してください。

自分は、事前にオンライン申込をして、結果連絡はメールでありました。メールには本人を確認できるもの(運転免許証・マイナンバーカード・学生証等)を持参するよう、注意書きもありました。また当日は、メールにリンクされた「参観許可通知確認」のページを印刷したものか、画面を提示する必要があります。

当日は、身分証明と参観許可通知を確認した後、待合室で待機します。待合室は映像が流れており桂離宮について予習ができたり、綺麗なトイレもありますので、60分の参観前に行くことができます。予定の時間になったら、職員1名と参観客20名ほどで回ります。

結論から先に言うと、桂離宮の景観設計の素晴らしさに驚きました。

桂離宮は、大きな池を中心とし、その周りに橋を渡した中島、そして書院や茶屋、船着きを配置した回遊式庭園です。池に浮かべた船で景観を楽しむ舟遊びを前提とした設計でもあるそうで、船が進むにつれて、見える景色が次々と変化するように計算されているそうです。

御幸道の正面近くに植えられている「住吉の松」は視線を遮る役割を果たし、この松によって全景を見ることができないことで、訪問者にその先に広がる庭園に対する期待感と想像力を掻き立てるように考えられているそうです。また、飛び石や石畳も、単なる通路ではなく、石の形や配置、苔との調和など、一つ一つが芸術的な意図を持って作られているそうです。

職員のかたの説明のひとつひとつに感銘を受け、また訪れたいと思う場所のひとつになりました。

桂離宮
桂離宮

ホテルにケーブル忘れる

「桂離宮」参観直前に、ケーブルをホテルに忘れたことに気がつきましたが、桂離宮で写真を撮らない選択肢はないので、参観終了後はスマホの電力量はほとんどない状態に。ホテルに戻るか、京都駅前のヨドバシカメラでケーブルを買うか。飛行機の時間には余裕があったので、ホテルに戻ることにしました。

コロラドコーヒーショップ マスサン

ホテルでケーブルを受け取り、忘れ物をしたことでちょっと落ち込んだ気持ちを立て直すべく、休憩を。ホテル近くの「コロラドコーヒーショップ マスサン」へ。以前も利用したことがあるので、安心感があります。ホットサンドイッチとアイスコーヒーを注文。安定の美味しさでした。

サンドイッチ
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リムジンバスで伊丹空港、羽田空港へ

東西線二条城前駅から烏丸御池駅経由で四条駅へ。コインロッカーに預けていた荷物をピックアップして烏丸線四条駅から京都駅へ。リムジンバスで伊丹空港へ行き、羽田空港へ。

まとめ

今回の旅行は、観光の目的地が離れていることもあり、移動に時間がかかり、1日に観光スポット1箇所というペースでしたが、ゆっくりできて良かったです。以前はスケジュールに予定をめいっぱい詰め込んだものですが、年齢にあった自分なりのペースをつかめてきたかなと思います。国宝の天守を持つ「国宝5城」も制覇できましたし、宮内庁が管理する施設のひとつの桂離宮を訪れることもでき、大満足の旅でした。

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