五島列島 福江島・久賀島巡り【3泊4日、車なし】2日目

灯台 長崎県

定期観光バスで福江島を周遊する 

2日目は一日中、五島バスが主催する定期観光バスで、福江島周遊するコースを観光してきました。この定期観光バスは午前コースと午後コースで周遊する場所が違い、半日ずつ組み合わせすることができます。1日目の午後と2日目の午前のような組み合わせも可能なので、時間がない観光客には使いやすいと思います。最少催行人数は4名です。

コースの詳細は、五島めぐり定期観光バスを参照してください

1日通しての午前&午後の組み合わせCコースに参加しました

福江港ターミナルより、宿泊していたTSUBAKI HOTELに近いカンパーナホテルからバスがピックアップしてくれるので、

9:00 カンパーナホテルに集合して、福江港ターミナルに着いたら五島バスの観光課でチケットを受け取って、9:20に福江港を出発です。

この日の午前コースの参加人数は最少催行人数4名のでした。催行して良かった。参加された皆さん、ありがとうございます。

10:15 「井持浦教会」 (散策15分)

明治28年(1895)、フランス人宣教師ペルー神父によって創設されたレンガ造りの聖堂です。島内における木造からレンガ造りへの草分けであったとされるシンボル的な教会です。日本で最初に造られたルルドとして非常に有名です。本来ルルドとは、南フランスの町の名前。フランスにある町ルルドの洞窟で、聖母マリアが現れ、マリア様のお告げとおりに足元の土を掘ると洞窟前に清水が湧き出し、この霊泉で難病が治るなどという奇跡が起こったそうで、この奇跡にあやかりその後世界各地でこのルルドを模倣し、聖母マリア像を収めた“ルルド”が造られるようになったとのこと。

バスガイドさん曰く、聖母マリア像がルルドに収められて約130年の間で、塗装は1,2度のはずとのことでした。ルルドは屋外にあり、雨除けなどもないのに、肉眼で見る限り聖母マリア像はとても綺麗でした。約130年前に建てられたルルドの構造に驚きです。

教会
ルルド

「大瀬崎灯台」 (観光15分)

大瀬崎灯台は、東シナ海の大パノラマが見渡せる絶景スポットで、日本の灯台50選の1つでもあり、西海国立公園の特別地域に指定されているそうです。ちなみに、このバスツアーで灯台のそばまでへは行かず、展望台までです。説明書きによると、「下り徒歩20分、上り徒歩40分」だそうで、遠目で見ても高低差が激しく歩いていくのは大変そうでした。展望台から見ても断崖絶壁の岬に立つ灯台は迫力があり、個人的にはここまで来れるだけで十分大満足でした。

「高浜海水浴場」 (散策15分)

高浜海水浴場は、新観光百選、日本の渚百選、などなどに名をつなれる日本一美しい白浜の海岸で、五島きっての絶景スポットです。水平線沖のコバルトブルーから、浅瀬のエメラルドグリーンへと変化するグラデーションを描く透明度の高い海と、白い砂浜のコントラストが圧倒的です。

訪れた日は曇り空だったので、海の美しさは今ひとつかもしれませんが、それでもコバルトブルーからエメラルドグリーンのグラデーションはわかりますよね。沖縄に行かずとも、こんなに美しい海に出会えるのですね。

ビーチ

「水ノ浦教会」 (車窓)

建築様式のロマネスク、ゴシック、和風建築が混合した白亜の美しい教会で、木造教会堂としては最大の規模を誇り、青空に尖塔がそびえる光景は絵になる美しさです。高台にはヨハネ五島(26聖人の内の五島出身者)の像や、弾圧時代の牢跡もあるそうです。

福江港着<自由昼食>12:50頃

午前のコースは終了で、午後も引き続き参加するひとは各自自由昼食です。自分は福江港の近くの「うま亭」へ行きました。前日2回も振られたので3度めの正直です。運よくお店に着いたら、すぐ入れました。店頭にある食券機で食券を購入するスタイルです。バスガイドさんおすすめの肉うどんをいただきました。細麺がコシがあってツルツルとした喉越しで、あごだしが上品な味わいで、肉も柔らかく、美味しかったです。五島うどんがお土産の定番なのがよくわかります。

肉うどん

午後コース13:50 福江港出発 

福江港ターミナルで、午後コースの参加者が集合して、出発します。今回は5名でした。

「堂崎天主堂」(30分)

堂崎天主堂は、明治時代にカトリックの禁教が解かれた後、五島で最初に司祭が常駐して建てられた教会です。五島のキリスト教の拠点としての大きな役割を果たした教会堂で、建築の際には資材の一部がイタリアから運ばれ、内部は木造で色ガラス窓、コーモリ天井などの教会堂建築となっています。この周辺の地区は、明治初期の弾圧「五島崩れ」において、拷問や投獄などの激しい迫害がおこなわれた場所でもあるそうです。

右の写真は、堂崎の海岸で干潮時に姿を見せる2つ並んだ丸い石です。地元の人からは「リンゴ石」と呼ばれていて、その正体は、地層中の鉄分が長い年月をかけて一か所に集まることで丸い形をつくり、その周りが波や風などで削られることでできたものだそうです。

教会
海

「武家屋敷通り」 (車窓)

幕末に建てられた福江城(石田城)近くに、ほとんどそのままに当時のたたずまいを残している武家屋敷通りがあります。武家屋敷の周りを囲んでいる石垣は、鬼岳などが噴火した際に流れ出た溶岩が冷え固まってできた石を利用したものだそうです。

「鐙瀬溶岩海岸」(30分)

鐙瀬溶岩海岸は、鬼岳火山から流出した溶岩に、海が覆って出来た海岸です。ごつごつとした黒い溶岩が約7kmにわたって広がっています。

なお、2025年10月1日~2026年1月22日の期間、定期観光バスは鐙瀬溶岩海岸ビジターセンターへの立ち寄りはありません。

福江港 16:10着

降車できる場所は、福江港 ターミナル、カンパーナホテル前、コンカナ王国です。自分は福江港ターミナルで降り、売店で買いたいものがあるかチェック。福江港ターミナルの売店には、鬼鯖鮨や揚げかまぼこなどがあります。揚げかまぼこのお試しセットに興味があったのですが、夕方では売り切れでした。翌日の昼間にまた来ることにします。

スーパー エレナ福江店

スーパーのエレナ福江店は福江港 ターミナルから徒歩約6分のところにあります。地元の人達も利用する人気の大型スーパーなので、夕方にはめぼしいものがなくなってしまうそうです。訪れた時間はまさしく夕方なので、大混雑していました。夕食用に、刺し身盛り合わせと寿司を購入しました。寿司で興味深かったのは、通常東京で寿司セットを買うとネタは基本バラバラで、まぐろは必須という感じですが、こちらのは6貫中5貫は白身で、残り1貫はサーモンでした。新鮮で美味しかったです。

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