五島列島 福江島・久賀島巡り【3泊4日、車なし】1日目

プロペラ機 長崎県

五島列島旅行記1日目

今月(11月)に五島列島へ行ってきました。本日のブログは3泊4日の1日目の旅行記です。既に準備編、ホテル宿泊記をアップしていますので、よろしければそちらもご覧ください。

1日目は、JALに乗り、羽田空港から福岡空港経由で五島つばき(福江)空港へ行き、ホテル到着後は徒歩で市内中心地の観光地巡りをしました。

羽田空港から福岡空港経由で五島つばき(福江)空港へ

乗り継ぎの福岡空港から五島つばき(福江)空港へは、オリエンタルエアブリッジ(ORC)という航空会社が運航していて、ANA、JALともにコードシェア便があり、ANAまたはJAL便名で搭乗の場合に限り、それぞれのマイルを登録できます。ただし、ANAの場合は経由便でも通してチェックイン及び座席指定できますが、JAL便の場合は、乗り継ぎ空港でチェックインカウンターに行く必要があり、座席指定は事前にはできません。

自分はJALで羽田ー(福岡)ー五島福江の経路で購入していますのでマイルはつきますが、乗り継ぎの福岡空港でチェックインカウンターに行く必要があり、座席指定は事前にはできません。羽田からはJGCの優先保安検査場から入り、レシートを確認してみましたが、福岡〜五島福江については全く記載がありませんでした。

福岡空港では一旦到着出口から出て、ANA(ORC)チェックインカウンターへ。JALのHPには、JGC会員はANAプレミアムチェックインカウンターを利用できる旨記載があったので、福岡空港2階で探すも見つけられずに(すぐそばまで行ったのに見落としていた)、1階の一般チェックインカウンターで並んで手続きしました。4組くらい並んでいて少し待ちましたが、乗り継ぎ時間を2時間にしていたので、慌てずに済みました。福岡空港は大きい空港で乗客も多いので、手続きには余裕を持ったほうがよさそうです。チェックインの際eチケットを提示したのですが、それだと情報が不十分で、「JALの便名と名前」を伝えて、発券してもらいました。復路の五島福江空港では、JALアプリを提示したところスムーズに発券されたので、JALアプリ提示のほうが良さそうです。

発券してもらったあとで、ANAプレミアムチェックインカウンター&保安検査場を聞き、その保安検査場を通過後(JGC会員は優先保安検査場を利用可)、JALサクララウンジへ。

実はこの発券にちょっとトラブルがありました。JALサクララウンジで休憩していると、発券してくれたANAグランドスタッフが来て、発券した座席だとマイルがつかないとのことで、違う席に交換でよいかと聞かれたので、それでお願いしました。ANA側で発券し直してくれて、自分はラウンジでそのまま待機。発券し直した搭乗券を持ってきてくれて、お礼を言ってラウンジでのんびり。すると、ANAグランドスタッフがまた登場。どうもなにか問題があったらしく、もう一度発券することに。まあ、自分はラウンジで待っているだけだったので、全く問題なかったです。

1回目の発券は非常席だったのですが、どうも非常席だとマイルがつかないとのことでした。2回目の発券の問題は聞いていないのですが、自分は「便名がORC」だったことではないかと推理しています。座席は同じなのに、3回目の発券は「便名がJAL」になっていたためです。ANA側でのオペレーションが違うのでしょうね。ちょっと勉強になりました。

ちなみに、福岡から五島福江の往路は優先搭乗になっていませんでした。本来、JGC会員は優先搭乗の対象になりますが、発券手続きの際にステータスがわかるものを提示しなかったことによると思われます。まあ、小さいプロペラ機なので、最後に搭乗しても問題ありませんでした。

JALのHPの「オリエンタルエアブリッジ(ORC)とのコードシェア便」で、乗り継ぎやJGC会員の優先保安検査場などについて、詳しく記載されています。

プロペラ機

五島福江空港へは、プロペラ機で。横2列2列の縦12〜13列。座席をいつものくせで前方の席を希望しましたが、プロペラ機の出入り口は後方のみでした。搭乗した便は満席!11月はシーズンオフなはずなのに凄いな〜と思っていたら、後で聞いたところ前日の便が欠航だったそうです。離島への空路は欠航が多そうですよね。機内サービスは、飴のサービスです。揺れもそれほどなく、快適な旅でした。

路線バスでホテルへ

飛行機の発着時刻に合わせて、五島つばき(福江)空港〜福江港の間で路線バスが運行されています。飛行機は満席でしたが、路線バスは数名のみで、レンタカー派や団体旅行客が多いようでした。自分は、「GOTO TSUBAKIホテル」宿泊で、福江港のひとつ手前のバス停「カンパーナホテル前」で降りました。

ランチ難民

14時ちょっと前にホテル到着しました。ランチをホテルのレストランで食べようと思っていたら、なんとクローズでした。ランチタイムの最終入店が13:30だった模様で、ホテル近くの「うま亭」も昼の営業が13:50までだったので、ホテルの人に今の時間で入れるお店を聞くと、「こうひいや」を教えてもらいました。徒歩4分ですぐです。行ってみると軽食は終了しており、「ケーキと飲み物だけです」と言われ、とりあえず、ケーキ&コーヒーを頼みました。コーヒーがめちゃくちゃ美味しかった。ちょっとびっくりするほどです。歴史博物館に向かう途中にあった飲食店も準備中になっていたので、五島福江空港に13時頃の到着便で来るひとはランチ難民にならないように事前に考えておくことをおすすめします。自分は福岡空港で11時から11時半までさくらラウンジにいたので、なにか持ち込んで食べればよかったと後悔しました。

あとで調べたところ、「うま亭」の近くにある「みひろ」はGoogle mapでは昼の営業は15時までなので、14時半までは入店できるかもしれません。また、福江港ターミナル内にはうどんやおにぎりが食べられる食事処があったり、鬼鯖寿司の売店で購入して2階の待合室で食べたりもできそうでした。ちなみに、五島福江空港にレストランがありますが、路線バスの頻度は少ないので、そこで食事しているとなかなかバスに乗れないことになりかねません。

五島観光歴史資料館

五島観光歴史資料館は、五島列島の歴史と観光を紹介する総合的な資料館で、福江城(石田城)の二の丸跡に建てられており、天守閣を模した外観が特徴的です。

「こうひいや」から徒歩4分。山本二三美術館共通券500円を購入しました(交通系ICカード利用可)。

1〜3階の各フロアに映像作品があって、五島列島の雄大な自然、人々の暮らし、文化、祭り(「バラモン凧」を題材など)についてや、禁教時代から現代に至るまでのキリシタンの歴史や信仰を守り抜いた潜伏キリシタンの苦難の歴史についてなど、分かりやすく説明してくれます。秀吉から江戸時代までは1〜3階の各フロアに映像作品があって、五島列島の雄大な自然、人々の暮らし、文化、祭り(「バラモン凧」を題材など)についてや、禁教時代から現代に至るまでのキリシタンの歴史や信仰を守り抜いた潜伏キリシタンの苦難の歴史についてなど、分かりやすく説明してくれます。秀吉から江戸時代までキリスト教が禁教であったことは知っていましが、明治時代になってからも弾圧されていたとは知りませんでした。

五島氏庭園隠殿屋敷・心字が池

幕末に築かれた福江城(石田城)の一角にある五島氏庭園隠殿屋敷は、五島家第30代盛成公の隠居所として建てられた隠殿屋敷と、大名庭園である五島氏庭園からなります。

庭園の中心にある大きな池は、「心」の文字をかたどっていることから、「心字が池」と呼ばれています。亀が好きだった盛成公らしく、いたるところに亀に似た石が据えられています。庭石と築山には福江島のシンボルである鬼岳の溶岩が用いられ、池畔には樹齢800年以上のクスノキが立っています。

庭園

約5年の年月をかけた隠殿屋敷の復元工事が終わり、現在は屋敷内部も公開されています。隠殿屋敷内の隠し扉や見逃しがちな数々の工夫は案内人が興味深くガイドしてくれます。

一般公開は、春期間3ヶ月と秋期間3ヶ月の2期に公開しているそうです。
<五島市観光協会HPより>
(1)秋の公開
 9月〜11月①土曜日、日曜日の9:00〜17:00
      ②月曜日の9:00〜13:00まで。
(2)春の公開
 4月〜6月①土曜日、日曜日の9:00〜17:00
      ②月曜日の9:00〜13:00まで。

入場料900円(現金のみ)で、入場料支払い後、庭園は自由散策できます。庭園を見た後、屋敷の玄関の木槌を三度叩くと、案内の方が出てきてくれます。案内の方が屋敷内部を約25分間説明してくれます。屋敷内には梅やうさぎ、亀の間という各部屋があり、欄干、釘隠や壁紙にそれぞれの模様があしらわれていて、凝ったつくりでした。

欄干

また、池には鯉、亀がいて、案内の方曰く、亀には特に餌を上げているわけではないのに(鯉の餌を持っていくことはある)、産卵の季節には地上に卵を生み、生き残っているそうです。庭園にはカラスも来るのに、生命力が素晴らしいですよね~。

一般公開は限定的ですが、福江島に行ったら必ず立ち寄ってほしいおすすめの場所です。

山本二三美術館

山本二三美術館は、長崎県五島市出身の著名なアニメーション映画・美術家である山本二三氏の作品を常設展示する美術館です。山本氏は「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」など、数々の名作アニメーションで美術監督を務めてきました。山本氏の描いたアニメーションの背景画や、五島を描いたオリジナルの絵画が展示されています。

美術館は、武家屋敷通りにある現存する武家屋敷「松園邸」を改修して活用されているそうです。

夕食は、ホテルのイタリアンレストラン

先週アップした「GOTO TSUBAKIホテル」宿泊記にも書きましたが、初日の夕食はホテルのイタリアンレストランを訪れました。

というのも、山本二三美術館を見終わって16時すぎだったので、「今からなら16:50まで営業のうま亭に間に合うかも!」と思って急いで「うま亭」に向かったんです。16:25に到着したのに、お店は既にクローズでした。考えてみるに閉店の30分前には入店できないようにしているっぽいんです。ランチに引き続き、夕食でも振られてしまい、意気消沈したまま、ホテルへ戻りました。居酒屋を探して電話予約する気力もわかなかったので、17時開店のホテルのイタリアンレストランにしました。ランチを食べ損ねてお腹がすいていたので、前菜の盛り合わせ(1,500円)、ペスカトーレ(1,800円)、グラスワイン(白)(600円)を注文しました。前菜の盛り合わせは、鮮魚のカルパッチョ、カプレーゼやオリーブなどワインが進む美味しさで、ペスカトーレもエビ、ムール貝や帆立など海鮮たっぷりで食べ応え十分でした。

ペスカトーレ

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