長崎県五島列島
長崎県にある五島列島を今月旅行してきました。今年、熊本県の天草に行き、青い海と雄大な山に囲まれた天草の風景に魅了され、また日本のキリシタン文化が今も色濃く残る教会などの世界文化遺産施設とその背景にある歴史に圧倒されました。そして同じ歴史を持つ五島列島に興味をもち、いつか訪れたいと思っていました。
五島列島は、5つの大きな島（福江島、久賀島、奈留島、若松島、中通島）を含む大小140余りの島々から構成されています。5つの島のうち南側の3島が「下五島」、北側の2島とそれ以北が「上五島」と呼ばれ、行政区分としては【下五島】が「五島市」、【上五島】が「新上五島町」となっています。
今回訪れたのは、「下五島」のうちの福江島、久賀島です。
アクセス
五島列島の福江島には、福岡または長崎からアクセスできます。飛行機は福岡空港（約40分）と長崎空港（約30分）から五島つばき（福江）空港へ、船は博多港（約8時間30分）と長崎港（最短1時間25分）から福江港へです。久賀島へは、福江港から船で行くことができます。
五島つばき（福江）空港発着の飛行機は、オリエンタルエアブリッジ（ORC）という航空会社が運航しています。ANA、JALともにコードシェア便があり、ANAまたはJAL便名で搭乗の場合に限り、それぞれのマイルを登録できます。ただし、ANAの場合は経由便でも通してチェックイン及び座席指定できますが、JAL便の場合は、乗り継ぎ空港でチェックインカウンターに行く必要があり、座席指定は事前にはできません。
JAL株主優待券を利用
自分はJALマイラーのため、JALを利用しました。長崎から海路という選択肢もありますが、すべて空路にして羽田空港から五島つばき（福江）空港間の航空券をネット予約しました。
経由地は長崎または福岡で選べるのですが、羽田からの場合長崎〜五島福江便は1便しか選択肢がなく、五島福江には15時頃到着します。福岡経由なら到着は13時頃、17時半頃と選択肢は2便あるため、福岡経由にしました。
今回初めて株主優待券を利用してみました。株主優待券の使い道を検討していたとき、長距離や高額な航空券で使うのがおトクと聞き、羽田〜五島列島へは長距離になるので、これだ！と思い利用したのですが、乗り継ぎの場合それぞれに株主優待券が必要なんですよね。長崎または福岡〜五島福江は短距離なので、おトクな使い道ではありませんでした。トホホです。
なんとか株主優待券をおトクに使いたいと思い、復路の福岡からの羽田行きはファーストクラスにしました。株主優待券があるからこそできる贅沢です。羽田空港のダイヤモンド・プレミアラウンジにはJGCプレミアのときに行ったことがあるのですが、福岡空港のダイヤモンド・プレミアラウンジは初めてで、乗り継ぎ時間を少し多めに取り、ラウンジでゆっくりすることにしました。
＜日程＞
往路：羽田ー（普通席）→福岡経由ー（普通席）→五島福江
復路：五島福江ー（普通席）→福岡経由ー（ファーストクラス）→羽田
前回のブログに書いたJAL旅行券を使い、株主割引（フレックス運賃）合計約68,000円で購入しました。
宿泊ホテル
ホテル予約サイト「一休.com」で「GOTO TSUBAKIホテル」を予約しました。空港からホテルへのアクセスは、路線バスが運行しており、所要時間約15分プラス徒歩約3分です。福江港ターミナルからも徒歩約6分というロケーションで、大変便利でした。
一休に掲載されているホテルはある程度のグレードが保たれている印象があり、土地勘がない場所のホテル探しには、まず一休で探します。良さそうと思ったホテルを楽天トラベルなどの他のサイトでも検索して、安価な方のサイトを利用することにしています。今回は、他のサイトより一休のほうが安価だったので、一休で予約しました。
当初、GOTO TSUBAKIホテルは予定している3泊のうち1泊しか空室がなく、2泊は別のホテルで予約しておきました。1ヶ月くらいたったところで、GOTO TSUBAKIホテルの空きをみると、同じタイプの客室が空いていたので、3泊すべてGOTO TSUBAKIホテルに切り替えました。予約済の1泊を取り消して3泊連続で予約を取り直すこともできましたが、元から取っていた料金とあとから取ったの金額差は1泊2〜3千円違っていたので、2泊プラス1泊の形の予約にしました。ホテルは早めに予約するのが大事ですね。
ちなみに、一休では予約時にコメントが残せるので、3泊同じ部屋を希望する旨コメントしておき、当日フロントで同じ旨を伝えると、3泊同じ部屋にしてくれました。以前違うホテルで、予約をわけている場合一旦チェックアウトしてくださいと言われている宿泊客を見たことがあります。柔軟に対応してもらって有り難かったです。
アクティビティ
車がないので、公共交通機関を利用する必要がありましたが、路線バスで巡るのは難しそうだったので、定期観光バスなどを利用しました。
①五島めぐり定期観光バス
五島自動車（五島バス）催行の定期観光バスで、半日単位でAコース、Bコースがあり、当日と翌日の組み合わせも可能で、観光客に便利です。4名から催行。
ちなみに、写真はBコースの高浜ビーチです。
②「五島列島キリシタン物語」久賀島編
五島観光協会催行の現地ツアー。奈留島と久賀島の両方にまわるツアーに参加したかったのですが、奈留島の催行日と日程が合わず、久賀島のみに行きました。2名から催行。
定期観光バスなどをおトクに予約！
①セゾンカードのベルトラ・クーポン
セゾンカードを所有していると、ベルトラのクーポンを獲得できます。割引率はその都度違うようですが、2025年11月時点では、国内旅行の場合5％割引でした。ベルトラでは、上記の２つのツアーとも対象でしたので、両方とも5％割引にすることができました。
②JALマイレージパーク経由ベルトラ
ベルトラは、JALマイレージパークと提携しています。JALマイレージパーク経由で申し込むと、商品のご購入100円ごとに1マイル、Life Status ポイント積算対象です。①のセゾンカードのクーポンと併用できるので、おトクです。
③五島バス（五島自動車）直接予約10％割引、カンパーナホテルやGOTO TSUBAKIホテル宿泊者限定
定期観光バスは、五島バス（五島自動車）が催行しており、五島自動車グループホテル（カンパーナホテルやGOTO TSUBAKIホテル）の宿泊者が直接予約すると10％OFFになるそうです。自分は既に①②ルートで予約したあとだったので、こちらの割引は使いませんでした。
詳しくは、五島自動車観光ポータルサイトを参照してください。
まとめ
離島での観光は車なしのフリー旅行では難しそうに思えますが、福江島では様々なツアーが用意されているので、現地ツアーを上手に組み合わせることができれば、レンタカーなしでもフリーで問題なく観光できます。旅行を計画するにあたっての留意点は、五島つばき空港発着の飛行機は席数が少なく、ホテルも人気のホテルは満室になりやすいことで、早め早めの予約が良さそうです。また、閑散期の現地ツアーは、最少催行人数に達しないこともあるそうので、催行されなかった場合のプランも事前に考えておくと慌てずに済むかと思います。
次回はホテルの宿泊記を、それ以降は五島列島の旅行記をアップする予定です。では！
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