1,500マイルの「どこかにマイル」で行く高知旅その2 祖谷のかずら橋・大歩危峡(徳島県)へ【車なし観光】

大歩危峡 徳島県

今月(2025年10月)に「どこかにマイル」で行った高知旅行記3日目です。

祖谷のかずら橋・大歩危峡

祖谷のかずら橋や大歩危峡は徳島県ですが、高知駅からもアクセスしやすい観光地です。

「祖谷のかずら橋」は、日本三奇橋の一つに数えられ、「秘境」と呼ばれる祖谷にある象徴的な存在です。厳寒な冬の山野で採取したシラクチカズラを編み連ねて作られたこの橋は、橋床の隙間から谷底が見え、長さ45mの吊り橋の揺れと相まって渡る人に適度なスリルを味わわせます。かずら橋の由来には諸説あり、平家の落人が追手から逃れるために切り落とせるように作ったとする説や四国を巡行された弘法大師が困っている村人の為に作ったという説などが伝えられているそうです。

「大歩危峡」は、吉野川中流域にある、雄大で美しい渓谷です。結晶片岩が水蝕されてできた峡谷は、大理石の彫刻がそそりたっているかのようで、春は桜・秋は一面の紅葉が清流に色をそえ、スリル満点の舟下りが楽しめます。

JR高知駅9:13発→大歩危駅10:02着

JR高知駅から大歩危駅までは1時間に1本程度、JR特急南風が走っています。前回のブログで説明した「スマえき」アプリで乗車券と自由席特急券を購入(合計2,630円)。アプリはクレジットカード支払ができるので便利です。高知駅では改札前にあるQRリーダーにかざして、入ります。JR特急南風はグリーン車、指定席、自由席があります。高知駅は始発なので、少し早めにホームに行き、自由席車両の入口前の列に並びました。出発時刻頃にはかなり混雑していたので、早めに行って正解でした。自由席は車掌が特急券の確認に来ますので、アプリを見せて確認してもらいます。

バス 大歩危駅前10:07発→「かずら橋夢舞台」バス停10:38着

大歩危駅には駅員はおらず、観光協会の人がいて、外国人観光客の対応していました。駅を出たところにバス停があります。大歩危駅の電車からバスへの乗り換え時間は約5分なので、乗りそこねないように、バス停前でバスを待ちます。バス料金は680円で、現金のみです。

祖谷のかずら橋

「かずら橋夢舞台」バス停は駐車場にあるので、「かずら橋夢舞台」の施設内を通って、反対側に出たら、坂をくだっていくと、祖谷のかずら橋の入口につきます(徒歩4分)。料金は550円(現金のみ)です。橋は一方通行で、渡ったら車道で「かずら橋夢舞台」に戻ることができます。

「かずら橋夢舞台」は想像以上に足をかけるところが細く、周りの人が歩くたび揺れて怖かったです。手すりにしがみつくようにして、渡りつづけました。周りの人は橋の途中でスマホで写真を撮っていましたが、自分はスマホを取り出すのも怖くて無理でした。一方通行で本当に良かったです。

祖谷のかずら橋1
祖谷のかずら橋2

琵琶の滝と祖谷川

「祖谷のかずら橋」を渡りきったところから更に坂を下ると、「琵琶の滝」があります。「琵琶の滝」は、昔、平家落人が京の都をしのび、この滝で琵琶をかなで、つれづれを慰めあっていたことから名付けられたと言い伝えられている高さ約40mの滝です。滝のそばに、祖谷川に下りる階段があります。

バス 「かずら橋夢舞台」11:13発→大歩危峡11:40着

事前に「祖谷のかずら橋」観光の所要時間を調べたところ40分とあったので、次のバスを予定していたのですが、「かずら橋夢舞台」でトイレ休憩しても11:13発のバスに間に合いました。バスは山道をぐるぐると回って登っていきます。車酔いしやすいタイプなので、途中から酔うのではとヒヤヒヤしましたが、なんとか無事につきました。車椅子用の席で取り外せる席に座ったので、揺れがより酷かった模様。帰りは安定した席に座りました。

大歩危峡観光遊覧船(随時運行)

大歩危峡のバス停すぐそばにある「大歩危峡まんなか」という施設内に、観光遊覧船のチケット売り場があります。まず乗船者名簿を記入して、受付に出すと、横の券売機に連動して、チケットを購入できます(1,500円)。現金、クレジットカードやQRコード決済(楽天ペイは利用不可)が使えます。チケットを購入できたら、階段をどんどん下って、乗り場へ向かいます。観光遊覧船は時刻表はなく、乗船客が集まったら随時運行しているようでした。国慶節のシーズンだったからか、乗船客は8割が中国人観光客でした。乗船したら、腰巻きタイプのライフジャケットを身につけます。

約2億年の時を経て、吉野川の激しい流れが削り出して作り上げたV字型の大峡谷を、川面から見上げることができます。切り立った断崖や奇岩の迫力ある岩肌を間近で観察できます。約30分。

大歩危峡

「大歩危峡まんなかレストラン」ランチ

大歩危駅行のバスが13:04発なので、それまでの間にランチを食べることにしました。レストランの入口前に券売機があります。QRコード決済(楽天ペイは不可)で支払えました。天ぷらうどん(850円)。食券をカウンターに出すスタイル。うどんなので、あっという間に呼ばれました。

バス 大歩危峡13:04発→大歩危駅13:10着

大歩危峡から大歩危駅は徒歩でも行けるそうですが、バスを利用しました。110円(現金のみ)でした。

大歩危駅13:34発→高知駅14:38着

待ち時間は約25分。駅には待合スペースが十分あるので、そこで休憩していました。所要時間は1時間あるので座りたい。「スマえき」アプリでは、自由席特急券は購入できますが、指定席を予約しできません。駅の券売機でもできず、観光協会の方に聞いたところ、乗ってから車掌さんに聞いてくださいとのことでした。とりあえず、自由席券を購入し、自由席で座れなかったら、考えることにしました。結果はなんとか空席があり、自由席で帰りました。<<後日談>>このブログを書くにあたり調べてみたところ、JR西日本が提供するインターネット列車予約サービス「e5489」で指定席が予約できます。しかもeチケットレスなら、行きが2,630円だったところ、2,520円でした。調査不足でした・・・。

大歩危駅で待っている間、表示を見ていると、「電車が到着する前にホームで待つように」とありました。待合室からホームに行く途中に踏切があり、電車が到着すると踏切がしまって、ホームに行けないようでした。電車の出発時刻5分前にホームに行き待っていると、電車があっという間に到着。踏切がしまってから待合室からでてきた人が数名がいましたが、乗れなかったのかもしれません。電車の数が少ないのに、なんてトリッキーな駅なんだろう。

高知駅前スイーツ

ランチがうどんのみだったので、高知駅周辺でスイーツを食べに。Google mapで見つけたケーキ屋&カフェに行ってみたら、あいにく不定休日にあたってしまったので、昨年行った「高知アイスカフェ よさこい咲都」へ。選べるアイス2種盛りで、ゆずシャーベットと文旦シャーベットを注文しました(460円)。文旦、めちゃくちゃ美味でした。夕食までまだ時間があるので、ホテルに戻って仮眠を取ることに。

土佐料理 司(つかさ)本店

18時ころ、はりまや橋へ。徒歩約15分。土佐料理 司(つかさ)本店へ。カウンター席がありました。いろんなお店のたたきが食べたいけれど、1人前はちょっと多い。夜の時間帯でも定食を注文できるそうなので、「たたき和定食」(2,200円)と黒潮グリーンレモンサワー(750円)を注文しました。たたき(ポン酢)3貫、天ぷらの盛り合わせ、小鉢、玉子、抹茶もち、ご飯、味噌汁。たたきはさっぱりと食べやすく、天ぷらが揚げたてで美味しかったです。なんとか御膳とか定食の天ぷらって時間がたったちょっと固めがでてくることが多いですが、ここのは本当に美味でした。クレジットカードで支払い可能でした。

鰹たたき和定食

次回のブログは、最終日の記録です。

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